群馬がん治療技術地域活性化総合特区
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情報・システム

予後調査を効率化した重粒子線がん治療の評価システムの開発

がん登録の推進によるがん治療効果評価システムの確立

プロジェクトイメージ

 

プロジェクト概要

群馬県立がんセンター外観重粒子線治療を含むがん治療成績の評価には、都道府県域で実施する「地域がん登録」及びがん診療連携拠点病院等で実施する「院内がん登録」の双方において、高精度ながん治療情報の登録と、適正な5年・10年後生存率の把握が必要となります。

しかし、生存率把握のため実施する予後調査は、市町村や法務局等への照会等、煩雑な手続きが必要であり、がん登録の普及拡大を妨げる要因の一つとなっています。本特区では、統計法の規制緩和等により、厚生労働省が実施している人口動態統計の死亡に関する情報を迅速に利用して、地域がん登録に登録されたがん患者の死亡年月日、死亡原因等の情報を収集するとともに、地域がん登録に罹患や治療情報を届け出たがん診療連携拠点病院等に対して、予後情報を提供する体制を整備することを目指しています。また、院内がん登録における予後調査については、法務局の事前申出を廃止するなど手続きの簡素化を図ることを求めています。

こうした取り組みにより、がん登録の普及拡大及び適正な生存率把握を推進し、がん登録の高精度化及び最新の治療情報を反映した生存率の算出を実現することで、重粒子線治療を含めたがんの治療成績評価システムを構築することが可能と考えています。

 

プロジェクトメンバー

群馬県、(公財)群馬県健康づくり財団、がん診療連携拠点病院、がん診療連携推進病院

 

プロジェクトメンバー近影Voice

群馬県立がんセンター
院長 猿木 信裕

群馬県地域がん登録は1994年に開始されました。がん対策推進条例が成立後、2013年に住基ネットを利用した予後調査の道が開かれましたが、他県患者の予後を把握するのは困難です。2016年1月から全国がん登録がスタートする予定ですが、まだ先の話です。

予後調査の法的手続きを簡素化して、他県患者の予後調査の仕組みが構築できれば、群馬県の重粒子線治療を含めたがん治療成績を日本から世界基準で発信することが可能となります。