群馬がん治療技術地域活性化総合特区
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医薬

次世代のがん医療に貢献する革新的な細胞化学技術の開発

先進・革新的な細胞研究により、
未来のがん治療に貢献する

プロジェクトイメージ

 

プロジェクト概要

がんは細胞の遺伝子(ゲノム)変異の蓄積によって発生し、生体内での免疫機能の調和が保てない状態に陥る結果として、その「治療抵抗性(悪性度)」を獲得していきます。したがって、がん薬物治療のみならず放射線•粒子線治療や免疫療法などにおいても、その「治療抵抗性」を解除し、逆に治療感受性を促進する方法が先端がん治療の鍵を握ることとなります。また個々の治療エンドポイントを決定づける腫瘍特異的なバイオマーカーの選定とその計測方法の開発も先端がん診療に不可欠な要素となっています。

本プロジェクトではがん細胞の治療感受性を化学的に修飾する技術の開発に焦点をあて、次の研究開発を進め、次世代型がん医療への道を切り開くことを目指しています。A. 「エピジェネティック制御による難治性がんの放射線・粒子線感受性薬物の開発」、放射線や粒子線治療の効果を高める増感剤を開発し、その治療効果を高めます。B.「高度活性型NK細胞の簡易誘導によるがん免疫療法のシステム化」、がん細胞を傷害する高度活性型NK 細胞を体外で簡便に誘導する化学修飾システムを構築し、患者さん体内に戻す安全な細胞治療を目指します。C. 「血中循環ゲノム・バイオマーカーによる治療評価」、ゲノム異常をバイオマーカーで監視し治療効果を判定します。D. 「創薬促進に向けたイメージング用がん細胞資源の開発」、がん細胞イメージングを創薬に役立てます。

 

プロジェクトイメージ

 

プロジェクトメンバー

高崎健康福祉大学薬学部、(独)日本原子力研究開発機構高崎量子応用研究所、(株)セレックス、群馬大学、自治医科大学医学部、早稲田大学生命理工学術院、(独)医薬基盤研究所(JCRB細胞バンク)、NPO法人北関東バイオフォーラム、住商ファーマインターナショナル(株)

 

プロジェクトメンバー近影Voice

高崎健康福祉大学
薬学部 教授
村上 孝

県内唯一の薬学部の利点を活かしつつ、各方面からの研究協力体制を整えてきました。今やiPS細胞に代表されるように、一度決められた細胞運命が書き換え(リプログラミング)できる時代になっています。本プロジェクトでは、がん細胞の性質を「書き換え」、がんを迎撃する免疫細胞を調え、治療判定を簡便化する技術開発を目指しています。大学での研究の利点は「自由度が高い」こと。産学連携を通じて更なる発展の世界を築きたいと願っています。