群馬がん治療技術地域活性化総合特区
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医薬

抗体医薬品の製造コスト削減の研究開発

抗体医薬品の製造プロセスを根本から見直し
製造コストを低減する

プロジェクトイメージ

 

プロジェクト概要

 抗体医薬品は治療効果が高く、副作用が少ない医薬品として、近年その利用が拡大しています。一方で、抗体医薬品は一般的な低分子合成医薬品と比べて、分子量が大きく、また、複雑な構造を持つ糖たんぱく質です。そのため、製造は、細胞培養工程など管理が難しく、生産コストの削減が困難なプロセスとなっています。そこで本プロジェクトでは、培養設備、細胞培養培地、精製用樹脂などの各製造プロセスを見直し、抗体医薬品の生産コストを大幅に削減するための研究開発を行っています。

【1】培養設備にディスポーザブル製品を使用することにより、設備のメンテナンスや洗浄などのランニングコストを削減する。

【2】過剰な栄養成分を除いたシンプルな培地を設計し、品質・安全  性・コストに優れた細胞培養プロセスを構築する。

【3】精製用樹脂コストを低減するため、生物由来樹脂を合成単純材  料で代替する研究開発を行う。

こうした取り組みにより、抗体医薬品の製造プロセスを根底から見直し、従来技術に囚われずに、安全で頑健性が高く、かつ、生産コスト削減効果の高い画期的な製造プロセスの研究開発につなげていきます。

 

プロジェクトメンバー

協和発酵キリン(株)、培地メーカー、培養装置などを製造・販売している企業、精製用樹脂メーカー、ディスポーザブル製品の安全性などを研究開発している大学・企業など

 

プロジェクトメンバー近影Voice

協和発酵キリン(株)
高崎工場 工場長
中島 祥八

協和発酵キリン高崎工場は1990年より24年間にわたり遺伝子組み換え技術を使ったバイオ医薬品の生産を行っており、その中にはがんに対する抗体医薬品も含まれています。今回の群馬がん治療技術地域活性化総合特区においては、がん治療に関わる患者さんの経済負担の軽減を目指して抗体医薬品の生産コスト削減の研究開発に取り組んでいきます。